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help リーダーに追加 RSS 映画 「第十一号監房の暴動」

<<   作成日時 : 2008/07/16 00:02   >>

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第十一号監房の暴動

1954年 アメリカ 80分

監督: ドナルド・シーゲル
出演: ネヴィル・ブランド、エミール・メイヤー、フランク・フェイレン、レオ・ゴードン、ロバート・オステルロッホ etc


「ダーティ・ハリー」「アルカトラズからの脱出」などで有名なシーゲル監督の初期の作品を、今月WOWOWが特集して放送しています。ということで録画してた「第十一号監房の暴動」を見ました・・・・

が、予約時間を間違えてて、残りの5分が切れてた!!!!!
ジーザス・・・
ダンは、ダンはどうなったの???
所長に呼ばれた、ってところで終わっちゃったよ!!!

あぁもう、何でこんなミスをしちゃうかなぁ・・・


ダンが首謀者だったから、所長に呼ばれたってことは暴動に関しての罰が何かしら科せられてダン涙目、って展開なのかなぁ・・と予想してるんですが、いったいどうなって終わったんでしょう。


話の内容としては、刑務所の囚人たちが監房の環境改善を求める為に看守を人質にして暴動を起こし、市長に彼らの要望を認めるサインをさせるのだけれど、そもそもその刑務所の所長は環境改善をお上に常日頃から訴えていた。でもその訴えが無視されてきたからこの暴動は起こったと言える。確かに労働も何もすることなく、日の当たらない監房でただ時間が過ぎるのを待つだけの生活は辛いだろう。彼らの要望はどれも納得がいくものであった。

私は最近、“刑務所の劣悪な環境”を訴える本や、“加害者の人権ばかりが考慮されて、被害者が泣き寝入りしている現状”が書かれた本など、犯罪関係のノンフィクションの本をいくつか読んでいた。だから、刑務所の環境が良くないと、犯罪者は出所してもまた犯罪を繰り返す可能性が高いというのはわかる。この映画内で、社会復帰できるような労働プログラムを設ける要望を出したというのは良い事だと思う。ただ、税金を当てることを考えると、そうそう容易く環境を改善できるものでもなさそうだ。

でも、あくまで私個人としては、加害者の人権になぜそこまで気を遣う必要があろうかと思ってしまう。自分が悪いことをしたのだから、もし仮に酷い環境に身を置かれることになっても耐えるべきだと私は思うのだけれど・・。この映画に出てくる大佐は、酔ったはずみで人を殺してしまったから自分は他の極悪な囚人たちとは違うように思ってたみたいだけど、殺されたほうにしてみたら凶悪な犯罪者に殺されたのと何も変わらないんじゃないかと思う。(時には、本当に不可抗力で犯罪を犯してしまう、もしくは犯罪者にされてしまうことがあるかもしれない。)とにかく自分の犯した罪を償う為に刑務所に入っているのに、暴動で自分たちの要求を呑ませようとするなんて、その要求内容が真っ当でも不愉快に感じる。

人質に取られた看守が「自分には家族がいる」と言うと、囚人も「俺にだって家族がいる」と言うのだけれど、そもそも自分が犯罪を犯してなけりゃ刑務所に入ることなく家族と過ごすことができてたわけで。一方の看守は仕事をしていただけで何も悪いことをしてないのに、一方的に暴力を振るわれ人質にされてしまった。立場が全然違うのに、何その自分勝手な理屈、と思わずにはいられなかった。

あとうろ覚えで申し訳ない、大佐が「看守たちが囚人たちの個性を奪ってる」ような事を言ったと思うんだけど、これも腑に落ちない。言いたいことはわからないでもない。ただ、何回も言うけど自分が犯罪を犯してなけりゃ以下略。

もちろん私だって、犯罪を犯した囚人たちには何をしてもいいだなんて思ってはいないです。映画に出てきた議員が刺されたのには嬉しささえ感じてしまいました。上から押さえつけるのではなく、清潔な環境の中で、社会復帰に向けて更生を促す、そんな刑務所が世界中どこでも一般的になれば理想的です。でもなかなか難しいでしょうね。


最後の大事なところが見られなかったのと、最近読んだ本による犯罪者への苛立ちがごちゃごちゃになってるのとで、イマイチきちんとした映画の感想になってないですね。でもダンと所長の交渉や、所長と議員・市長とのやりとり、他の監房の動きなど、あらゆる箇所にハラハラ感があって楽しめました。

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